生活保護ガイド

多くのコミュニティで母子家庭でも変わらぬ環境を

母子家庭世帯の多くが直面しているといわれる貧困や家族機能の低下だけが連日話題に上がる中、行政、NPOが行っている支援が注目されることはあまり多くはありません。家庭環境が厳しい状況にあり、人のつながりや経験、機会が得られなかった子ども達でも多様な関係性や経験が得られるサポートを行っています。

▼【本当は寂しい】母子家庭の子供に見られる特徴
http://tokutyou.com/tokutyou/207
母子家庭の大半は母親が仕事をして家計を支えています。 さまざまな援助があるものの仕事をしないわけにはいかないのですが、その間子供は1人で寂しい思いをすることになります。 これがストレスとなって精神的に不安定で周囲に攻撃的になってしまう子供も …
▼厚労省でも家庭環境の多様化に伴い自立支援が課題に
すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト
内閣府が掲げる【すべての子どもの安心と希望の実現プロジェクト】

▼地域ぐるみで子どもを育てるコミュニティを生み出す

▼NPO法人PIECES(登記申請中)
http://www.pieces.tokyo/
母子家庭や父子家庭、貧困や虐待など様々な課題を抱える子ども達とその子にあったサポートをし、人と人のコミュニティを繋ぐことを団体のミッションとし、多様な生が共存していくための活動を実践・研究の両面からすすめている団体です。
▼広がる支援「子ども食堂」で空腹満たす貧困世帯の子供達
https://seikatsuhogo.jp/news/kodomo-20151112/
以前、ご紹介した「子ども食堂」
子どもがお腹いっぱいでホッとできる居場所。気持ちに寄り添い悩みや相談もできる昔ながらあたたかいの支援が母子家庭のお母さんや子供達からも感謝の声が上がっている。
▼全国に広がりを見せる「子ども食堂」
http://xn--h9jxj0btf1e7712a27wb.jp/1485.html
NPO法人だけではなく、ボランティア団体、社会福祉法人、一般の主婦の方…などたくさんの方が賛同し全国に広がりをみせています。

様々な問題を抱えながらも、おかれている環境を生き抜いている子どもたちを見ると、どうしてもその問題のほうに目が向けられがちです。でも、どの子どもも、それぞれに魅力や可能性を持っていて、安心や信頼、尊重を基盤にして、その力を大きく発揮していくことができます。母子家庭で卑屈になることはなく、地域や支援を上手に利用して子ども達がのびのび育つ環境を親とともに作ること。それこそが、社会に新たな価値を、そして文化を作っていくことになるでしょう。

生活保護について関連記事はこちら

母子家庭でも不利なく。奨学金で大学進学しても生活保護全額しない運用へ。

第二子以降の「児童扶養手当」増額。求められる母子家庭の貧困対策

シングルマザーにこそ生活保護の活用を!

生活保護に頼らない!「生活困窮者自立支援制度」とは?

広がる支援「子ども食堂」で空腹満たす貧困世帯の子供達