幼い子どもを抱えたシングルマザーがどう育てていくのかという道はたくさんあります。仕事をしながら一人で育てていくのか、再婚に向けて婚活するのか?生活保護を受けながら育てていくのか?
母子家庭になった理由も人それぞれ。例えば夫と離婚したのか、死別したのか、それとも未婚の母なのか。例えば離婚した直後などは、もう二度と結婚はしないと思っている人も多いでしょう。しかし日々子供と暮らしていく中で子供の成長という目標がある限り、あなたはきっといくつかの選択肢があることに気付くはずです。
母子家庭で再婚しても生活保護は継続される?
生活保護を受給しているとき、結婚したいと思う相手が現れたら生活保護は継続されるのでしょうか?
生活保護費は、世帯単位で支給されることになっています。例えば、あなたが結婚する予定の相手が働いていて、あなたとお子さんを含めて計算した最低基準以上の収入を得ているなら生活保護から抜けることになるでしょう。
また、結婚相手も生活保護受給者である場合もあります。生活保護費は世帯単位で支給されますので、構成員に変更があった場合には再計算されます。結婚することで世帯は一つになるため、トータルの受給額は減ると考えられます。
生活保護の支給額についてはこちら
結婚だけではなく、世帯員が亡くなってしまったり、子どもが生まれたりしたことで世帯員の変更があった場合には生活保護受給額は再計算されます。結婚や出産の予定があれば、早めにケースワーカーに相談してみましょう。
世帯分離で新しい環境のための資金を
母子家庭となったことをきっかけに、実家で暮らしているという方も多いのでは?祖父母・母親・子どもの三世代で生活保護を受けているというケースもあります。しかし、生活保護費からは結婚資金は支給されません。世帯で生活保護を受給していれば、新しい生活をスタートするための資金が集めにくくなります。家事や子育ての合間を縫って働きに出たとしても、その収入は福祉事務所に申告をして生活保護費を差し引かなければならないからです。
しかし、近い将来に結婚が決まっていて、生活保護を受給している世帯から転出する予定がある場合には、例外的に世帯分離をすることができる場合もあります。母親と子どもが世帯分離をすることによって、母子家庭の母親が働いて得た収入の申告をしなくてよくなり、新しい環境を切り開くことができるでしょう。
生活保護世帯の母子家庭から新しい環境へ
母子家庭で子どもにさびしい思いをさせているのではないか、もっと子どもと一緒にいてあげたい。そんなとき、頼りになる父親がいれば心強いでしょう。母子家庭で生活保護を受けながら一生懸命に子供を育てるのも一つの手です。しかし、あたたかい家庭で一緒に子育てをしたいと思える人と再婚する道もあります。
生活保護を受けているから結婚できないということはありません。結婚して生活保護から脱すことができれば幸いですが、お互いに生活保護を必要な場合もあります。大切なのは新しい家族ができることを喜び、そして生活保護から脱するために力を合わせることではないでしょうか。
生活保護の申請を考えている方へ。お役立てください。
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