生活保護を申請したいと思っても、受給までの期間が長ければ不安になってしまうでしょう。
申請から確定までにかかる期間をご説明したいと思います。
現在の生活保護法では、申請による保護の開始及び変更について以下のように定められています。
生活保護の申請から確定まで
生活保護が必要かどうか、その種類や程度、配給の方法を決定し、
申請者に対して書面によってを申請があった日から14日以内に通知しなければなりません。
ただし、扶養義務者の資産状況の調査に日時を要するなどの特別な理由がある場合には、これを30日まで伸ばすことができます。
その場合は、理由を明示しなければなりません。
生活保護を申請してから30日以内に上記の通知がないときには、 その申請を却下したものとみなすことができます。
受給の開始または変更の申請は、町村長を経由することもできます。
町村長は、申請を受け取ったときは保護を必要とする人に対する
情報を記載した書面を添えて、これを保護の実施機関に送付しなければなりません。
生活保護の申請について考えること
通常ならば14日以内に通知が届くように定められていますが、
生活保護受給者の急増によりケースワーカー一人当たりが担当している人数が多く、
資産調査に時間を要してしまうこともあるようです。
その場合は保護の実施機関からの通知がない場合が多いようです。
また、30日以上経過しても何の通知もなければ却下されたとみなします。
申請の条件に沿っているにも関わらず、受理されなければ困難な状況になるでしょう。
この場合、不服申し立てをすることができます。
以上のことを念頭に置きながら、受給までにどのような対応をしなければならないのかを考えましょう。
まずは福祉事務所へ足を運び、面接をすることをおすすめします。
その際には困窮している生活から抜け出したいという強い意志を伝えましょう。
生活保護の申請を考えている皆様へ
・生活保護の申請方法について
・生活保護で支給される金額について
・生活保護のメリット