小山市 生活保護申請方法
栃木県小山市で生活保護を受けようとしている方に手続きの仕方を教えます
小山市の生活保護の現状
生活保護は、「社会保障の最後のセーフティーネット」であって、憲法第25条の生存権の理念を元に実現化するのに大変重要な制度です。
生活保護の役割は栃木県小山市においても今日ますます高まっており、生活保護が小山市の生活に困窮している方を救う為に、最低限度の生活の保障と自立に繋がるように機能しなくてはなりません。その為に、生活保護の管轄である小山市の福祉事務所を活性化し、効率的に小山市で暮らす方々の要求に応えていくことが大切だと考えられています。
栃木県小山市の生活保護の受給者数の変動は、長引く不況の影響による派遣切りや雇用枠の減少などによって失業する世帯の増加などで、小山市においても増加傾向にあります。
平成28年の調査によると、栃木県小山市の生活保護受給者は約17,805人、13,912世帯で、生活保護世帯の内訳を見ると、高齢者世帯が半数を超える約45%を占めているのが現状です。この状況からみても、生活保護が年金が無い方や低年金である小山市の高齢者の方の生活を支えている無くてはならない大切な存在であることが伺えます。
小山市で暮らす方の多くが、健康で安定した生活が送れることを祈りつつ、でも生活に困窮した時は生活保護に頼ることも安定を取り戻すひとつの手段だと思いますので、申請方法をご紹介していきます。
生活保護を申請するにあたり、提出書類など複雑なものもあるかと思いますが、ご一緒に流れを見ていきましょう。
小山市で生活保護を申請するには・・・
①小山市役所の福祉課へ
生活保護を受給したいと思ったら、まずは小山市役所の福祉課へ相談に行きます。
小山市役所の福祉課で「生活保護を受けたいので、相談に来たのですが」と声をかけます。
生活保護の相談にあたり、担当職員は生活保護以外に利用できる制度がある場合はそれらを優先することを勧めてきます。例えば、「雇用保険」、「各種年金」、
「児童扶養手当」、「高齢福祉手当て」、「身体障害者福祉手当」他、があります。これらを活用してもなお、生活に困窮している状況なのか判断する為に、
小山市の生活保護を希望する方に対して世帯の状況や収入状況など事情を聞かれます。
前述のとおり、生活保護制度には、他の制度を活用しても生活が苦しいという最終手段的な要素があるので、担当になる小山市の職員の話し方によっても感じ方は異なると思いますが、生活保護の申請手続きを早急に進ませない印象を受けるかもしれません。ですが、生活保護以外の制度の利用などのアドバイスは聞き入れ、小山市で生活保護を受給すれば生活が楽になると思い、相談を受けて欲しいと思います。どうにしても生活が困っている方には、小山市の生活保護担当職員は親身になって話を聞いてくれるでしょう。
②生活保護の申請書類提出
生活保護の申請書を提出します。
小山市福祉課で相談後、生活保護を受給する方向に決まったら、「生活保護の申請書」をもらい記入して提出します。それと同時に、あなたのご家族が どれくらい収入があるのかを報告する「収入申告書」、どのような資産があってどれくらいの資産があるのかを報告する「資産申告書」、収入や資産の状況 について関係のある機関にも報告を求めることに同意する旨の「同意書」の提出も求められます。
- ※資産の例:不動産・預貯金・生命保険・自動車など
- ※お金に関するもの(預金通帳、年金手帳、児童扶養手当証、給与明細書など)は、いつ提出を求められてもいいように準備しておくことをお勧めします。 生活保護を申請するにあたって、小山市福祉課に提出する書類が最初は多く紛らわしいこともあるかと思いますが、記入の仕方などわからないことは、積極的に職員の方に聞きましょう。優しく教えてくれます。
③小山市の生活保護担当員による家庭訪問
小山市のあなたの地区の担当員が家庭訪問します。
生活保護の申請が済むと、生活保護を申請された方が実際どのような生活状況なのか、再度資産についてなど詳しく聞く為に家庭訪問に来ます。
あなたの資産状況については細かく聞かれ、調査されていると思うと緊張し気持ちのよいものではないですが、国の制度であるので当然のことと思って正直に報告することが大切です。
また、ご家族や親せきなどで生活保護申請者であるあなたの生活を援助してくれる方が本当にいないのか、確認の電話がご家族や親せきにいくので、事前にその旨を伝えておくと生活保護の申請の手続きがスムーズに進むでしょう。
- ※小山市の生活保護担当員によるご家族への確認の電話で、「あなたの生活の援助はできない」という返事をもらってはじめて、生活保護の申請が進むことになります。
④生活保護受給可否の通知
小山市福祉課からの通知がきます。
あなたの収入や資産の調査が済むと、生活保護申請書提出からおよそ2週間から1か月後に、受理されたか否かの通知が小山市福祉課から郵送されます。生活保護が受理されるまで時間がかかるので、生活保護を受給したいと思ったらなるべく早く小山市福祉課に相談するほうがよいと思います。
⑤生活保護が受理された方は小山市福祉課へ
あなたの生活保護が受理されたら再び小山市福祉課へ行きます。
これから支給される生活保護費を直接受け取るか、口座受け取りにするのかを決めます。生活保護受理日がその月の途中の場合は、日割りで給付してもらえるので早めに小山市福祉課へ行くことをお勧めします。
- ※生活保護が受理されると、「国民健康保険証」は小山市の国民健康保健課にかえすことになります。保険証がないかわりに小山市福祉課で「医療券」を病院に行きたいときにもらい無料で受診できる「医療扶助」という内容が生活保護制度には備わっているのでご安心ください。
「医療券」「医療扶助」について詳しく知りたい方はコチラ