横浜市 生活保護申請方法
神奈川県横浜市で生活保護の受給をお考えの方に申請方法をご紹介します。
ご参考になれば幸いです。
横浜市の生活保護の状況
横浜市の人口は平成29年国勢調査によると3,731,096人です。そのうち、横浜市で生活保護を受給している方は53,583世帯、70,310人となっており、生活保護率は18.9%、全国平均は1.67%なので、横浜市はやや高い状況だといえます。(平成29年度末)
生活保護の動向を見てみると横浜市においては、昭和59年7月から平成4年6月までは減少傾向にあったのですが、その後は増加傾向にあり、現在では横浜市の生活保護受給者数は過去最も多くなっています。
横浜市の生活保護を受給する世帯では、高齢者世帯が全体の33.7%と最も高く、次いで40歳代の生計を支える世代の方が29.6%となっており、リーマンショック以降増加しています。
横浜市の各区の福祉保健センターでは、今後も生活保護制度の役割が横浜市の市民の方々の生活を支える上でますます重要になってくると考え、横浜市の生活保護を受給者の方の管理を正確に素早く行うために生活保護相談窓口を設けております。
横浜市で生活にくるしんでいる方々が、安定した生活を取り戻し少しでも早く一歩踏み出した輝く人生を送れることを祈っています。
それでは、横浜市の生活保護の申請の流れをご紹介します。
横浜市で生活保護を申請するには・・・
①横浜市の各区役所福祉保健センターへ
生活保護を受給したいと思ったら、まずは横浜市の各区役所福祉保健センター保護課保護係へ行きます。
保護課保健係の生活保護相談窓口で、「生活保護受給について相談にきました」と生活保護を受けたい意思を伝えます。
生活保護は、生活保護以外に利用できる制度がある場合は他の制度や法律を先に利用することを勧めるので、その判断も含め、この最初の相談では面接員に生活保護希望者の世帯状況や収入状況などいろいろな事情を聞かれたりします。
生活保護の面接の担当になる職員の話し方によっても感じ方は異なると思いますが、生活保護希望者に積極的に生活保護の申請の次のステップに進ませないような印象を受ける場合もありますが、生活保護以外の制度の利用などのアドバイスは聞き入れ、生活保護を申請し受給する意思を強く持ち相談を受けて欲しいと思います。
【横浜市 各区役所 福祉保健センター一覧(生活支援課生活支援係)】
電話番号 | FAX | 所在地 | |
---|---|---|---|
鶴見区 | 045-510-1782 | 045-510-1899 | 〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3-20-1 |
神奈川区 | 045-411-7103 | 045-411-0361 | 〒221-0824 神奈川県横浜市神奈川区広台太田町3-8 |
西区 | 045-320-8407 | 045-290-3422 | 〒220-0051 神奈川県横浜市西区中央1-5-10 |
中区 | 045-224-8241 | 045-224-8239 | 〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通35 |
南区 | 045-341-1203 | 045-341-1219 | 〒232-0024 神奈川県横浜市南区浦舟町2-33 |
港南区 | 045-847-8404 | 045-846-5981 | 〒233-0004 神奈川県横浜市港南区港南4-2-10 |
保土ヶ谷区 | 045-334-6314 | 045-334-6030 | 〒240-0001 神奈川県横浜市保土ケ谷区川辺町2-9 |
旭区 | 045-954-6104 | 045-951-5831 | 〒241-0022 神奈川県横浜市旭区鶴ケ峰1-4-12 |
磯子区 | 045-750-2405 | 045-750-2542 | 〒235-0016 神奈川県横浜市磯子区磯子3-5-1 |
金沢区 | 045-788-7814 | 045-784-4600 | 〒236-0021 神奈川県横浜市金沢区泥亀2-9-1 |
港北区 | 045-540-2329 | 045-540-2358 | 〒222-0032 神奈川県横浜市港北区大豆戸町26-1 |
緑区 | 045-930-2318 | 045-930-2329 | 〒226-0013 神奈川県横浜市緑区寺山町118 |
青葉区 | 045-978-2446 | 045-978-2416 | 〒225-0024 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町31-4 |
都筑区 | 045-948-2311 | 045-948-2354 | 〒224-0032 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央32-1 |
戸塚区 | 045-866-8431 | 045-866-2683 | 〒244-0003 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16-17 |
栄区 | 045-894-8400 | 045-894-3423 | 〒247-0005 神奈川県横浜市栄区桂町303-19 |
泉区 | 045-800-2400 | 045-800-2515 | 〒245-0016 神奈川県横浜市泉区和泉中央北5-1-1 |
瀬谷区 | 045-367-5705 | 045-365-6351 | 〒246-0021 神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋町190 |
窓口は、月~金(祝日・年末年始除く) 8時45分から午後5時まで
②生活保護の申請書の提出
生活保護の申請書の提出をします
相談の際、横浜市各区役所福祉保健センター保護課保護係に「生活保護の申請書」が用意してありますので、記入し提出します。
それと同時に、あなたのご家族がどのくらい収入があるのかを報告する「収入申告書」や「資産申告書」の提出も求められます。また、資産や収入の状況について関係機関に報告を求めることに同意する旨の同意書などの書類の提出も求められます。
- ※お金(収入や資産)に関するものは、いつ提出を求められてもいいように、例えば預金通帳や年金手帳、児童扶養手当証書、給与明細書など準備しておくとよいでしょう。
- ※いろいろ提出する書類が最初は多いですが、記入の仕方でわからないところは積極的に横浜市の生活保護の職員に聞きながら記入しましょう。
③横浜市各区福祉課の職員による生活保護希望者宅への家庭訪問
生活保護申請者宅への家庭訪問があります
横浜の各区役所福祉保健センターでの生活保護の申請書や必要書類の提出が済むと、生活保護の担当員があなたのご家庭を訪問します。
そこで再び生活の状況を聞いたりアドバイスを受けたりと、生活保護担当員が調査します。
この時、生活保護の決定に応じて銀行や生命保険会社などに照会をしたり、あなたの資産については細かく調べられます。決して気持ちの良いものではないと思います。しかし、国の制度でもある生活保護を受ける為の要件を満たしているかどうかの調査なので、仕方のないことだと思って正直に報告することが大切です。
また、家族や親戚などで生活保護申請者であるあなたの生活の援助ができる方はいないのか、そういった連絡が家族や親戚に入るので言いにくい内容だとは思いますが、事前に親戚にも一言その旨を伝えておいたほうが申請の手続きがスムーズに進むことでしょう。
ご家族や親戚の方も生活保護担当員による確認の連絡で「生活の援助はできない」と返事をしてはじめて、生活保護受給の申請が進むことになります。
- ※疎遠になっている親戚などには生活保護の件を知られたくないと思うかもしれませんが、横浜市で生活保護を受給するには仕方ないと割り切って次のステップに進むことがポイントです。
④生活保護が受給できるかどうかの結果通知
横浜市福祉保健センターから生活保護申請の結果が届きます
調査が終わり、横浜市福祉課での生活保護の申請から14日以内には、生活保護が受理されたか否かの通知が横浜の福祉課から郵送されることになっています。しかし決定が遅い場合や通知された決定内容についてわからないことがあるときは、直接横浜市の各区福祉保健センターにお問合せください。
⑤生活保護が受理された方は横浜の各区福祉課へ
生活保護が受理されたら一度横浜市の福祉課の窓口へ行きます
横浜市の各区の福祉課に行き、生活保護費を直接受け取るか口座入金にするか決めます。生活保護手続きの日にちが月の途中の場合は、日割りで給付してもらえます。
- ※国民健康保険証は横浜市の国民健康保険課に返すようになります。保険証の代わりに病院に行く時は、横浜市の各区福祉課で発行する「医療券」で受診できるのでご安心ください。
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