生活保護に関するお知らせ・新着情報
- 2024年08月27日 【福島県郡山市】令和6年 オンラインで学べる!高校受験の学習支援「がくと塾」利用者募集!
- 2024年03月08日 経済困窮家庭の中高生の受験生に一人あたり30万円分の塾代を助成
- 2024年02月29日 生活保護受給者の子どもへ就職支援強化 高卒就職時に一時金支給
- 2023年09月26日 【2023年10月】「生活保護の生活扶助基準」見直しへ
- 2023年04月07日 低所得世帯の妊婦を対象とした制度が2023年4月からスタート!
- 2023年02月16日 2024年度から中学生以下を育てる1人親の困窮世帯は法テラス費用を免除
- 2023年01月24日 家計管理をサポート!2023年 困窮世帯の家計改善支援が義務化へ
- 2022年12月19日 物価高に配慮し生活保護費の減額見送りへ
- 2022年09月21日 【2022年9月25日】司法書士による全国一斉「養育費無料電話相談会」
- 2022年08月10日 【2022年8月9日】生活に困窮する人向けの支援9月末まで再延長
生活保護母子家庭に関するコラム
今の世の中男女平等とはいえ、まだまだ男性と女性の賃金格差は大きいのは事実です。例えば突然何かの理由で離婚することになっ場合、男性はそのまま働くことができますが、専業主婦だった女性はそこから就職活動をし、新たに就職しなければなりません。 雇用の安定した正社員に採用されればいいですが、不景気の世の中、男性でも正社員は難しいのに、それまで育児をしてきてキャリアのない女性にとっては、さらに難しい問題となってしまいます。
仮に正社員として就職できたとしても、普通の事務職なんかではお給料は低い場合が多く、女手1つで子供を育てるのは、容易なことではありません。また、正社員になれば子どもが病気になったり、何かあった場合に急な休みを取りずらいというのが現実問題になってきます。
そのような中、働く条件が合わず、なかなか働き口が見つからなければ経済的にはどんどん困窮していくでしょう。そのような母子家庭のシングルマザーが子育てと就職を両立しにくい状態では、本の僅かしか稼げず最終的には生活保護を受けたり、母子家庭での大変な生活から気を病んでしまい働けなくなることで、生活保護を受けることになってしまうケースも多いようです。
しかし、母子家庭だからといってほとんどのシングルマザーが生活保護を受けているかといえばそうでもないのです。生活保護を受けている母子家庭の割合は約10%程度です。厚生労働省の調べでは、生活保護を受けていない母子家庭の80%が、生活保護レベル以下で自立して生活していることが示されています。これは生活保護を受けていない母子家庭の方にとっては、あまりにも衝撃の事実です。
実際に母子家庭の方が生活保護を受けると、どれくらいのお金が支給されるのかはこちらをご参照ください。
さらに母子家庭で生活保護を受けた場合は、生活保護費の金額に家賃などの住宅扶助・教育扶助・児童養育加算などもあるので、かなりの金額になります。 また、病院代は別途支給なので、母子家庭にとっては経済面だけを見ると、少ない稼ぎで困窮した生活を送るより、生活保護を受けたほうがかなり生活は安定すると考える方も多いのは事実といえるでしょう。
母子家庭でも生活保護を受けることなくコツコツ働き、女手1つで育てている方の方が金銭的な面では苦しくて、生活保護をもらっている方の方が楽というのは、考えさせられますが。
どんなに苦しくても、生活保護を受けるか受けないか決断し申請するのは本人次第ですが、それを見て育つ子どもに与える影響なども考慮し決めることが母子家庭のシングルマザーにとっては大切なのではないでしょうか?